前回の準備編では、ワンド作りをする前の注意や用意する物を書いてゆきました。
今回は『削り作業・前編』です。
いよいよ削りの作業に入っていきます。
いちばん長い作業になることが多いところです。
まずは、木の皮を削る作業をします。
●目次●
・木の枝の皮を削る
・木の節の部分はどうしたらよいか
●木の枝の皮を削る●
まずは、木の皮を削っていきます。
角材で作る場合はこの工程は省いてください。
作るタイプによっては、
手で握る部分のみ木の皮を残す場合もありますが、
今回は、木の枝の皮を全て削っていきます。
1.好きな木の枝を選ぶ
これは、自分の好みで選んでしまってかまいません。
これで作りたい、と思ったものを選んでください。
まっすぐな物が良いのか、節が多い物がいいのか、
ここからすでに、それぞれの個性が出てきます。
2.木の皮を削っていく
まずは、選んだ木の枝とカッターを用意します。
そして、片側の先の方から少しずつ削っていきます。
この撮影の時は皮手袋を付けていませんが、
着用すると、手を傷めたりしないのでつけることをおすすめします。
真ん中あたりまで削ったら、
今度は削った側を手に持ち、逆側を削ってゆきます。
最後に、木の皮の削り残しが無いか確認します。
削り残しがあったら削っておきましょう。
これで、一本の木の棒の素材が完成しました。
●木の節の部分はどうしたらよいか●
手で削る場合、節の部分はとても硬くて削りにくいです。
その場合は、そこを削らないでおくのもひとつの方法になります。
正直に言うと、デザイン次第です。
生かすも良いし、無かったことにするのも良しです。
どうしても削りたいという場合は、
木工用のディスクを付けたグラインダー(削る機械)で、
一気に削ってしまうのが楽です。
次は、いよいよ、お待ちかねの
彫って形を作っていく作業になります。
→『削り作業・後編』へ続く
執筆者:ゆうのめ