前回の『削り作業・前編』の続きになります。
いよいよ、お待ちかねの形作りの工程です。
根気のいる頑張りどころですが、
完成した時の達成感はとてもうれしいので、ぜひ、最後まで削り上げてみてください。
●目次●
・好きな形に削っていく
・先を尖らせる
・切り込みを入れて節を作る
●好きな形に削っていく●
ここからは、それぞれの感性を発揮して自由に彫ってください!
でも、
初めてで右も左も分からない、という方も居らっしゃると思うので、
わたしが彫った一例をご紹介します。
今回は、
完成の想像図はこんな形でした。
●先を尖らせる●
まずは、先端のとがったところを彫ってゆきます。
ここは意外と硬いので、
勢いよく刃を滑らせて怪我をしないように気をつけてください。
結構ここで時間をかけてしまいますが、納得のいく形に仕上げましょう。
●切り込みを入れて節を作る●
切り込みを入れるのは、節を作るための下書きみたいなものです。
棒の周りをぐるっとなぞるようにして、切り込みを入れていきます。
そして、その切り込みに向かって削ぐようにして削ります。
きこりが斧で木を切り倒すときに見られる切り方に似ています。
反対側に持ち替えて、同じ方法で削いでいきます。
そして、もうひとつ同じように切り込みを入れて削いでいくと、
ひとつの節の完成です。
あとは、好きな間隔、好きな大きさの節を付けていきます。
すると、こんな感じになります。
削りの作業はここまでとなります。
●削り作業編の終わりに●
まとめ
それでは、前編と後編のおさらいをしていきます。
・好みの木の枝を選ぶ
・木の皮を削る
・好きな形に彫っていく
単純ですが、これが結構長い間の作業時間になってしまうことがあります。
わたしは、普段は図面を書かないタイプなのですが、
あまりに大きい枝を使用する時は書くようにしています。
日をまたいでの作業になったりもするので、
イメージに忠実に作りたい方は、メモやスケッチブックに完成図を残すことをおすすめします。
ここで完成としても良いのですが、
もっと綺麗に仕上げたい、という方は次の工程にいきます。
→『やすりがけ編』へ続く
執筆者:ゆうのめ